■■ 立山縦走  7/30〜8/1 ■■
(前編)
とんちんかんな台風10号のお陰で、出発間際まで「決行か中止」かと気をもみ、
おそらく参加者全員が天気図と睨めっこしたはずの、今回の山行。
「丁とでるか半とでるか」はたまた「吉とでるか凶とでるか」
管理人としては最悪、最終日に室堂周辺を散策でもできたらいいか!と思い参加。
JR坂出駅を出発し最後に9時過ぎに高速の志度バス停で4人を乗せ出発しました。
6時に開門の桂台の料金所 室堂で長袖に着替え身支度 「ほらあれが立山だよ!」
途中、鳴門南・大津・多賀・小矢部川のサービスエリアでトイレ休憩。
管理人は石鎚で痛めた尾てい骨が痛み、ほとんど眠れない夜を過ごしました。
立山道路の第一ゲート前で早い朝食をとり、桂台のゲートが6時に開くのを待ちました。
料金所の電光掲示板には、立山くもりと掲示されていて「や・やっぱり」と気落ち。
立山有料道路は大型バス5万円と料金案内に書かれていたのを見て
「一日100台なら500万円か!ええ儲けやな〜」などと
考えている間、バスはヘアピンカーブを曲がる度に、どんどんと高度を上げて行きました。
顔は笑っていても、みなさん!寝不足の顔
弥陀ケ原を過ぎた辺りから、室堂の天気がさほど悪くないのが判ると
気分は一変にルンルンとなり始め、バスを降りる時にはウキウキ気分。
ターミナルで身支度を済ませ、今回のリーダーの大川さんの指示のもとで
4つの班に別れ出発しました。
歩き始めるまでは、少し肌寒いくらいの気温。
見渡すと、正面の立山に雲がかかっているだけで、真砂岳・別山・浄土山の上は青空。
出発進行! 最終目的地、別山と雷鳥沢 奥大日岳をバックに進む
登山道というよりは、遊歩道のような整備された道を一ノ越目指し歩き
途中、二箇所ほど残っていた雪渓もなんのその。
高度を上げる度に振り返ると、室堂平の景色がどんどんと広がっていく。
雷鳥沢も見え始めると、今晩の宿の雷鳥沢ヒュッテの白い建物が見えた。
ハイマツをはじめとした緑と雪渓の白のコントラストがなんとも言えず素晴らしい。
何度も何度も立ち止まってはため息をつく。
初めの雪渓歩きのひとも 室堂山に残る雪渓 キック・ステップで歩くんよ!
ミヤマゼンコ ヨシバシオガマ チングルマ
雪渓を過ぎ、祓堂を過ぎた辺りから少し勾配が急になってくる。
約一時間で一の越し到着。
南には槍ヶ岳と見間違えてしまった、尖った笠ガ岳や北アルプスの山々が一望できた。
一の越から雄山までは今までとはうって変わっての急登。
ただ登山客と観光客で蟻の行列ができていて
歩いては立ち止まりの繰り返し。
一の越山荘前 一の越から雄山までの行列 せっかくのお顔が影で!
雄山(2,991m)山頂はすでに人でいっぱい!
南を見下ろすと、お花畑。その下に雪渓のカールが広がっている。
でも本当の山頂は鳥居の奥の料金所?でお金を払ってでないと到達できない。
管理人は宗教の違いから(戒律の厳しいイスラム教なので?)今回はパス。
本当のところ、せっかく登ってきた人相手に、商売っ気たっぷり(不遜かな)なのが
あんまりいい気がしなかったので・・・。
雄山山頂も人でいっぱい 奥の祠が雄山神社 3,003mでの有難いお話
山頂で記念撮影の後(カメラボタンを変なところ押したのか、うまく写っていなかった)
雄山を巻くようにして少し下り、大汝山を目指しました。
この辺りは今回の山行で唯一、岩稜が少しだけあり、
(といっても手を使うほどのところではなく)
足元に注意し、室堂平を見下ろしながら歩いた。
ここまで予定通りのコースタイム 雄山から大汝山への下り 大汝山への鞍部
大汝山(3,015m)には大きな岩の上に木製の杭が立てられ、一人か二人が
やっと立つことのできるくらいのスペースしかなく。
慌てて写真を撮りました。
そろそろ疲れが出始めたのか、次の富士ノ折立(2,999m)には
5名ほど登っただけで残りの人間はお先に失礼!し
長い下りの稜線を歩き始めた。
大汝山山頂は畳半畳分しかない 富士ノ折立への登りで対向待ち 岩のピークの富士ノ折立
コバイケソウ ミヤマリンドウ シナノキンバイ
イワツメグサ ○○リンドウ ウラジオタテ
ここからは岩というより岩屑の道。
疲れた足には滑りやすく、次第にペースも落ちてくる。
内蔵助カールの雪渓も眺める余裕がなくなってくる。
ただ元気ハツラツの大川リーダだけは早々と鞍部に降り、
下から見上げてみんなに激を飛ばす!
内蔵助カールの雪渓 後ろは富士ノ折立
「腹へった!」と言い出す人もいるなか、真砂岳を目指して
昼食まえの最後の上り坂。
見上げると空の青さが際立ってきた。
最後の力を振り絞って?真砂岳に到着。約25分の間で昼食を済ませる。
雪渓で遊ぶ小西さん山下さん 真砂岳への登り。腹へった! 別山を見ながらの昼食
  
室堂平の奥に大日・奥大日岳が見える 一の越への登りから望む雄山
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