■■ 雲辺寺山  2005・03・06 ■■
1.2月と欠席した山楽会。久しぶりの山行にひょっとしたら雪山か?
と期待に胸を膨らませて参加しました。
22名と、前回に続き谷口先生がオブザーバーで参加。
スキー客で賑わうロープウェイ乗り場でバスを降り
準備体操の後乗り場の直ぐ横から登山道に入る。

最初はロープウェイを左手に見ながら歩き、
途中で鉄塔の下を潜ると勾配もだんだんと急になってくる。
冬枯れた樹林帯の中を和気藹々!
休憩を挟む頃には、廻りは雪景色に。
四国の道との分岐点に出ると、もう尾根筋。
分岐から尾根の北側を暫く歩くと、NTTの電波搭の横に出た。
ここから南を見ると、徳島の山々が雪をかぶって並んでいる。
車道を歩けば楽なのでけれども、せっかくの雪景色の中
普段では歩けない、藪の上を、ラッセルして歩いてみる!
所々ラッセルがついていたが、
途中からは踏み跡の無い新雪。
誰が一番に歩くか!なんていいながら
我も先にと順番を競いながら、踏み後の付くのを楽しんだ。
(管理人ははしゃぎすぎて後で股関節が痛みだしました)
取りあえず赤い屋根を目指して歩くと
ロープウェイの山頂乗り場の脇に出る。
とんでもない場所から大勢が出てくるもんだから、乗り場で休憩していた
別の山の会の人が、怪訝そうな顔をしてこちらを見ていた。
スキー場は家族連れや若い人たちで賑わっていた。
レストハウスでトイレを借りた後に雲辺寺に向かう。
雪を冠った大師堂の屋根は何かしら荘厳さを感じる。
羅漢像も頭に雪を積もらせ寒そうに見える。
境内にある休憩所で昼食を採る。
この建物の真ん中から屋根を突き抜けて大木が伸びている。
雪景色の中屋根の下でご飯が食べれるのは有難い。
昼食で休憩している間も
白装束のお遍路さんが、本堂に向かって
次々と歩いていた。
昼食も終わり、記念撮影の後下山路を目指す。
NTTの鉄塔の横で、雪に埋まった三角点を、宝探しのようにみんなで探してみる。
下見の時には確認できたが、今回は雪に埋もれて発見できず、諦め下山を開始すると
「あった!」の声。

雪を掻き分け見てみると二等三角点。
ここで谷口先生から三角点についての講義を受ける。
机上の話でなく、実際にフィールドでの講義は説得力がある。
今後もこうした野外での講義もどんどん取り入れたい。
下山路は四国の道をたどる。
青空の下、雪の中を歩くのはとても楽しい。
「犬は喜び〜」じゃないけれど、みんな気分がいいのか
木の枝に積もった雪を、人の頭の上に落としてみたり、
雪玉をぶつけてみたり童心にかえって楽しんで歩いた。
高度が下がってくると雪も無くなり、距離の長い下りがだんだんと足にこたえてくる。
NTTの鉄塔から1時間30分。雲辺寺から4.5キロの道のりを歩き、
バスの待つところまで到着。あ〜疲れた!
帰りはかんぽの母神温泉で、歩き疲れた体をやすめて帰りました。
  
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