■■ 横倉山  2005・11・06 ■■
11月度の山行は別府峡の紅葉見物がてら石立山≠予定していたが朝からの雨。
にも関わらず、一人も欠席者が出ずに27名を乗せたバスが出発しました。
直前の下見の報告で、石立山の予定のコースは早くて6〜7時間かかると説明があり、
おまけに四国でも指折りのコース。今日の雨天では厳しいのではという判断から
車中でアンケートをとり、同じ高知の横倉山≠ノ変更になりました。
高速を伊野ICで降り、越智町へ。仁淀川を渡り横倉山の第1駐車場にバスを停めました。
バスの中で雨具の支度をして、まずは尾根コースを目指してスタートしました。
道路から登山道に入ると、早速、階段の急坂。
高度差200m程を登り続けました。
階段の登りが終わると、痩せ尾根に。
下から吹き上げてくる風が冷たく感じ、
晴れていたなら、越智の町を見下ろした絶景のポイント!
一向に止む気配の無い雨の中を、今度は岩場が出迎えてくれました。
滑る足元に注意しながら上りきると、石鎚神社の石祠があり、小さく拍手と一礼
さらに痩せ尾根を進み、少し降ると目の前に鎖のついた岩場が現れた。
晴れていれば、喜んで登るのだけれど、
雨の降る中躊躇なく、右にある巻き道を選んで進みました。
この岩の辺りが兜岩と呼ばれているらしい。
手足を使って登る途中、ヤマラッキョウの花が雨滴を花先に付けて
やさしく出迎えてくれました。
途中、偽ピークを通過して、しばらく歩くと仰々しく柵に囲われた三角点に到着。
ここで休憩をとった後、記念撮影をして出発。
一端、降った後、鞍部から登りつめると横倉宮に到着。
祭神として安徳天皇が祭られ、石灰岩の上にひっそりと佇んでいる。
休憩をしている間に、半数の人が、神社裏の馬鹿試し≠ニ呼ばれる断崖を見物。
神社の正面から右に道をとり、分岐点からさらに左に進み、
川のように水が流れている100段ほどの石段を登りきると安徳天皇陵墓参考地≠ノ到着。
安徳天皇のお墓がこの辺りらしいと云う事で、宮内庁の管轄になっているらしい。
石段を降り、先程の分岐か今度は右に折れ
下り坂を歩くと、空を突き刺すように真っ直ぐに伸びた
杉の大木に囲まれた杉原神社≠ノ到着した。
神社の社殿よりも、見上げると首が痛くなるほどの高さの杉に壮言さを感じる。
杉原神社から10分ほどで、いままで鬱蒼とした樹木の中の薄暗さから、
一変に明るさが戻り、視界が開け第3駐車場に到着した。
先程歩いてきた第1駐車場からの尾根には、色とりどりの紅葉が山肌を覆っている。
急遽予定を変更しての山行でしたが、約3時間の短い時間で
急登あり、岩場あり、痩せ尾根あり。また自然林や巨木、さらには歴史的な見所も多く
雨の中の歩きとなったけれども、とても楽しい時間を過ごせました。
第3駐車場からバスの待つ、第2駐車場にまで歩いた後、
いの町にあるかんぽの宿≠ナゆっくり温泉に浸かり帰路につきました。
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