■■ 東黒森〜伊予富士  2006・04・02 ■■
今月の山の会は「伊予富士とアサヒビール四国工場見学」
週の初めから天気予報は雨となっていたけれど、
ビール工場の試飲が目当ての卑しい考えで参加した。
いつもの様に高松築港に集合した時は、予報通り空はどんより曇っていた。
それでも天気が回復してくれるのを願いながら、バスに乗り込む。
新寒風トンネルを潜り、一の谷から旧寒風トンネルに向かう途中から、
本格的に雨が降り始めた。駐車場で雨具を着け、再びバスに乗り込む。
昨日、開通したばかりの瓶が森林道へ入り登山口へ。
林道脇に建つ登山口の道標は、沢から流れ出た雪に埋もれていた。
それでも最初は注意しながら登り始める。
スタートして左岸を登り始めるが、道を間違え引き返す。
登山道は雪に埋もれた右岸へ渡らなければならず
もし踏み抜くと危険なので、この登山口からの入山は諦め
急遽、もう少し先の林道から、東黒森を経由して伊予富士を目指し、
桑瀬峠へは降りずに、そのまま往復するコースに変更する。
とにかく登山後のアサヒビールの試飲が待っているので、時間短縮。
東黒森への登山口は、林道が東黒森からの尾根と交わる地点にある。
さっそく列を組んで歩き始める。
冬の間雪に埋もれた登山道の踏み跡が、判りづらくはなっていたが
尾根の南斜面を少しずつ登っていく。
尾根の北側に廻りこむと、雪がかなり残っていたが
ここ2・3日気温が高かったせいかさほど凍ってはいなくて
靴跡を辿るようにして歩いていく。
暫くして北側から又南側の斜面へと移ると、登山道の直ぐ上が東黒森の山頂だった。
前を行く人たちは、気づかなったのかそのまま素通りしてしまったが
最後の班の人たちだけで、記念撮影を済ませる。
もう一度北側の雪道を歩き、伊予富士登山口からの道との分岐を過ぎ
少し急な坂を登ると、右前方にガスの切れ間から伊予富士が顔を覗かせはじめる。
道幅の狭い登山道を、雪を踏みしめ歩いていくと、
時折、ガスが流れて、ハッとする位に綺麗な
雨に濡れた伊予富士が姿を見せてくれる。
ただほんの一瞬で、中々シャッターチャンスに恵まれない。
足元は常に瓶が森林道を見下ろしながら歩く
晴れていたなら、さぞや快適な尾根歩きだろう、などと思いながら。
今日は「伊予富士登山とビール工場見学」から「ビール工場見学と登山のおまけ」に
テーマを変更しよう!強がってみる。
振り返ると東黒森へと続く稜線が綺麗なラインを見せてくれる。
登山口から約1時間10分で山頂に到着。
個人的には3年ぶりの伊予富士。
生憎のガスで展望はほとんどなく、立っていられないほどの突風に
全員が屈みこむ。
息もで出来ないくらいの風が吹く山頂で記念撮影。
丁度、お昼だけれどもお弁当は諦め、ソソクサと下山を開始する。
山頂直下でも、林道側から吹き上げてくる風に
帽子を飛ばされた香西さん。
足元もよくない中を、皆さん猛スピードで降っていく。
途中でどうしようもなくお腹が減って、動けなくなりそうだったので
ザックからクッキーを出して頬張っていると
すると、あっと云う間に、みんなの姿が見えなくなる。
やっとの思いで、特急で降りていくメンバーに追いつく頃に、
今度は雨と雹が痛いくらいに顔面を叩き始めた。
しばらくして、林道の登山口に到着した。
バスに乗り込み寒風トンネルへ引き返していると、急にバスが急ブレーキでストップ。
何が起こったのかと前方を見ると、土砂の塊が道を塞いでいた。
しばらくどうしようか騒いでいたが、泣く泣くアサヒビールにキャンセルの電話を入れる。
そのままUターンして、開通2日目の瓶が森をドライブ!
土小屋でトイレ休憩をとるが、トイレもまだ封鎖されていて
男の人たちは強風の中での連れション。
石鎚スカイラインを降り、面河渓谷の入り口を過ぎる頃には
どんどんと天気が回復し始める。うらめしや〜!
途中の店で、お酒やおつまみを買い込み、松山経由で長時間の車中
ビール工場の試飲以上に盛り上がりながら、帰路に着いた。
今回の山行のGPSデーター
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