■■ 西三子山 2007.04.01 ■■
徳島の剣山の西、神山町を抜け土須峠を越えると、雲早山・高丸山・西三子山と並んでいる。
今月の山楽会の山行は、福寿草と苔岩で有名な「西三子山」に登ることに・・・。
高松を出発して3時間30分。車中で「これだけ走ったら大山まで行けるな〜!」などと
話しているうちに、八重地トンネルを越えて登山口に到着した。
手彫りで味のある道標 登山口の脇にある小さな沢
先週まで賑わったこの山も、福寿草の時期が終わったせいか、
今日は登山口に一台も駐車していない。
今回は1班の担当で、下見をしてくれたTさんを先頭に
最初から急な坂を登っていく。
沢の水の音が聞こえなくなりと、小刻みに右に左に折り返しながら歩く。
登山口からいきなりの急登 口数も減って、黙々と登る
息が切れ始め額の汗を拭う回数が増え始めた頃、四国電力の鉄塔が左前方に見えた。
この鉄塔が見えると、しばらくして保線路に出る。
この鉄塔が見えると急登も後少し 四国電力保線路の標識
保線路はほとんど平らな道(昔はトロッコ道)。南に開けた景色を眺め、
楽しく話しをしながら歩いても、息が切れることはない、快適な道。
右側の斜面には、所々可愛いスミレが咲いている。
思い思いのペースで歩いて行く 体重制限400キロの鉄橋
途中、白い石灰岩の岩肌が露出した所を歩く。
道から下は、岩屑の斜面になっていて、石立山の竜頭谷を思い出させる。
登山口から約50分で、鉄塔88号に到着した。
石灰岩が露出した箇所を通る 鉄塔88号で小休止
西を見ると高丸山、北の正面には雲早山が見える。
ザックを降ろして一息つく。
鉄塔からしばらく保線路を歩くと、赤テープの取り付き点があった。
下見の時にも間違えたそうだか、今日もそのまま保線路を歩いて行き
しばらくして気づいて、左に斜面を適当に登っていく。
この斜面には鹿の糞が、足の踏み場もないほど散らばっていた。
鹿の匂いがぷんぷん 正規の登山道目指して脇の斜面を登る
正規のルートに戻り。灌木と笹原の中を歩いていく。
笹原を向け、左に杉林が現われると
道の左側に、ポツリポツリと黄色い花が見えた。
灌木の尾根道を登っていく 苔生した倒木
色々なHPですでにひと月も前から写真が載っていて
前週位が最後の花になるだろうと思って、全く期待していなかった「福寿草」。
灌木の斜面に、かわいらしく黄色い花があちこちに咲いていた。
遠くから見ると大きなタンポポ? 幸せの黄色い福寿草
福寿草の斜面を過ぎると、今度は苔生した岩の大群。
木々の間からのこもれびに光輝いて見える。
雲早山の北斜面にも同じような苔の付いた岩がたくさんあったが
この西三子山のほうが規模が大きい。
苔岩の庭園を登りきると山頂に着いた。
山頂でも腰を降ろす場所を探すのに苦労するくらい、岩が所狭しと露出していた。
山頂標識も三角点の前に色々立てられている。
久し振りに手作りお地蔵さんも仲間に入っていた。
山頂三角点の前で女性人 ここにもお地蔵さん標識
山頂からは北西に高城山。北に砥石権現、雲早山。
東には高丸山が一望できる。
少し霞んでいるが、それでもバツグンの展望だ!
歩きにくい苔庭園を降る こんな所で転んだら?
福寿草の斜面から少し先の所で、90番鉄塔を目指して
踏み跡を辿りながら、とても柔らかい土の斜面を気持ちよく降っていくと
鉄塔の手前の平坦地に辿りつく。
ここでも思わぬ黄色い妖精たちが迎えてくれる!
滑るようにして降っていく 皆さん撮影に夢中
しばらく灌木の中を歩いていく 崩れた沢を渡渉?
90番鉄塔からはしばらくは灌木の中を歩いて行く。
一箇所大きく崩れた沢を渡ると、はっきりとした登山道に出る。
ここからは、ほとんどアップダウンもなく自然とスピードが上がっていく。
ほどなく分岐点にでて、そこからはもと来た道を戻って歩いて行く。
最後は急坂を気をつけながら降りていくと、登山口に到着した。
道の斜面側はほとんど崩れている お疲れ様のハイタッチ
帰りは月ケ谷温泉で窓腰に桜の花を眺めながらの入浴。
お風呂を出て○ー○で咽を潤し、帰路に着きました。
期待をしていなかっただけに、感激の大きかった福寿草と
ほとんど満開に近い道中で見えたさくらの花に、目の保養をタップリとした一日でした。
立ち寄り湯の月ケ谷温泉 温泉の手前にあった三色桃
可愛いスミレがあちこちに エイザンスミレを発見
88番鉄塔近くはアセビがいっぱい なんの芽だろう?
今日のGPSのトラックです。
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