■■ 大座礼山 2007.05.13 ■■

新緑のまぶしいこの時期。ブナの巨木で有名な大座礼山に登ることに。
法皇トンネルを抜け金砂湖の横を通り、富郷ダムを過ぎて、筏津山荘の入口から
県道6号線を、大田尾越えを目指して上って行く。
峠を少し下った所でバスを下車。
身支度を整えて未舗装の林道を歩いていくと、登山口に着いた。
登山口には山頂付近にあるブナの延命対策として、根元に土をかけて欲しいと
呼びかけている。さっそくビニールに土を詰めて持ち運ぶTさん。
林道を少し歩くと登山口 この小屋の中に土が置かれている
登山口からはいきなりの急登。
一度小さな沢を右に渡渉して,どんどん高度を上げて行く。
緑の濃淡が目にまぶしい。
気をつけて沢を渡る 綴れ折れの急登を息を切らして!
先ほどの沢の上流部に出ると、道の傾斜も緩くなり、歩きやすくなる。
道の両側にはシャクナゲの群生。
井野川越えの分岐までは快適な道。
先ほどの沢の上流部 新緑の中をゆっくり歩く
井野川分岐の手前まで来ると東光森山が向かいに見え始める。
その北側には二つ岳。
分岐から右に折れ、少し息をきらせて上って行くとお目当ての・・・・!
東光森山が見える 二つ岳の稜線も
ブナの巨木が出迎えてくれる。
廻りには真新しいトラロープが張られ、ブナの傍に立ち入りしないように囲っている。
大きく四方に広げた枝には、まだ少し早いのか緑はなく
苔のついた表皮の色がブナがここで過ごした時間の長さを
強調しているように見えました。
ロープのない所で記念撮影 新緑にはまだ早かった
道沿いには同じようなりっぱなブナが数本並んでいた。
この尾根にあって長年の風雨に耐えてきた力強さを感じました。
ブナの尾根を過ぎると、山頂直下、最後の急登。
苔岩の間を最後の登り 山頂直下にアケボノツツジ
登山口から約40分で大座礼山山頂に到着。
山頂はさほど広くはないが、展望はバッグン。
天気の良さも手伝ってくれて、法皇山系がとてもきれいに見える。
味のある木製の標識 二等三角点「大座礼」
山頂から西も東もどこまでも見えそうな展望。
その景色をおかずにお弁当を食べる。
昼食後は山頂から北西へと尾根に沿って歩く。
下草は刈られていて、思ったより快適な道。
途中で三叉路になった分岐に着く。
山頂から尾根を北に歩く 思わぬところにアケボノツツジが
右に下れば大田尾越えへの道。
左に進んでみると、もうすでに開花の時期が終わってしまっていると
思っていた、アケボノツツジが結構な数、花を咲かせていた。
その向こうには平家平・冠山から笹ヶ峰に続く稜線が見える。
かわいい色で出迎えてくれる 思いもよらぬ開花に歓声があがる
先ほどの分岐まで戻り、後はひたすら下るだけ。
途中のブナは新緑真っ只中で、モミジの緑と一緒に
目を楽しませてくれる。
少し荒れた箇所もあるが迷うことはない モミジの緑が目に眩しい
思ったより下りの距離が長く、少し疲れはじめた頃に正面に東光森山が見えはじめる。
目線を左に移すと東赤石山や八巻山の岩峰がはっきり見える。
県道が見え始めると気持ちも楽になり、自然と急ぎ足になる。
峠ではバスが出迎えてくれている。
大田尾越えまでもうすぐ 今日も全員無事に到着
ブナの巨木の新緑にはまだ早かったけれど
途中では明るい緑のシャワーの中を気持ちよく歩け、
思っても見なかったアケボノツツジも見ることが出来、
天気にも恵まれて楽しい山歩きが出来ました。
今日のGPSのトラックです。
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